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執筆者の写真和田 一真

「スマホやめなさい!」は、効果がない?【すぐに使える教育②】

更新日:2022年2月16日

「いつまでゲームやっているの!勉強しなさい!」

「スマホばっかりいじってないで、勉強したらどうなの!」



いやいや、言いたくなります!

もちろん、もちろん。



厚生労働省の調べでは、


🌟「小6の子どもは平均で、

  平日に2.2時間テレビを視聴し、

  1.1時間ゲームを使用している」

そうです。

そこで、この時間が勉強時間を圧迫しているとして

「ゲームやめなさい!」と言いたくなりますよね。



しかし教育経済学者の中室牧子氏の実験では、


🌟「1時間テレビやゲームをやめさせたとしても、

  学習時間は最大2分前後しか増加しない」


ということが分かりました。


なんと、ゲームをやめさせても、

学習時間は2分しか増加しないのです。


なんじゃそりゃ!ですね笑。



「じゃあ、家で勉強しない

うちの子どもを、どうすればいいの!?」


と、言いたくなりますよね。


中室氏はいくつかの実験により、

効果的な方法としてこう結論づけています。



それは、「勉強をしなさい」と言うのではなく、

「勉強を見ている」といいということです。


🌟「勉強を見てあげる」

手軽に押し付ける行為は効果がなく、

親が自分の時間を犠牲にする行為は、かなり効果が高い

そうなんですね。


なるほど!



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お忙しい中、勉強をする姿をずっと見ているというのは、

なかなか難しいと思います。

しかし、「いつもちょっと言い過ぎているな~」

という部分が少しでもあれば、ほんの少しだけ時間をつくる。


こう言ってみるのもいいのでは?

「よし、一緒にやろう!」



横で本を読んでいるだけでも構いません。

近くで家事をしていても構いません。


「見ているよ」という行為が、

その手間と時間と愛情が、意味がある


そうなんですね。




ちなみに私たちも気をつけるのは

「やれ」ではなく「一緒にやろう」です。




受験が大好きな

JUKEN CAMP

和田一真



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