🌟「なぜ、遅刻をすると成績が上がらないのか?」
…はい、整いました!
それは、分かりません^_^
もちろん、ある意味ではすごく分かるんですが、
分かっても本人が直さないかぎり直らないので、分かりません。
冗談のようですが、本当の話です。
本人がだらしないとか、悪い子だとか、やる気がないとか、
そういうことでもなかったりするんですね。
しかし、どこまで行っても、
「時間通りに行く」という約束を守らないと、
なぜか成績は上がりません(T T)
もし成績が思うように上がっていないなら、
恐らく時間通りに勉強をしていないときがあるはずです。
どこかの入口がズレていたりします。
実はある意味では、遅刻は趣味のようなものです!
「やめられない、止められない」ので、趣味です!
「いや~、一度ハマると、かなかやめられないんですよね~!
あの、後ろから教室にそ~っと入っていくドキドキ感が…」
そうじゃないと思いますが、
意外に心はそう思っていたりします。
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人は、メリットで生きます。
行動分析学の考えで言えば、下記のメリットを考え合わせた結果、
遅刻を選んでいるというメカニズムがあります。
🌟「遅刻をするメリット」
→ ゆっくり自分のペースでできる
→ すぐにその場で楽できる
🌟「遅刻をするデメリット」
→ 成績が上がりにくい
→ 上がらない体験するのは数か月後
「遅刻をするラクさ」というのは、すぐに体験できる。
一方、遅刻をすることの「ツケ」というのは、
テストの結果として数か月後にあらわれる。
つまり、遅刻のデメリットは、すぐに享受しないんですね!
しかも、成績が下がるかどうかは確実ではないが、
すぐに楽をできる、というのは確実です。
どちらを選びますか?という二択だったりします。
喫煙者の方が禁煙できない理由もここにあります。
禁煙をするデメリット、イライラなどはすぐに訪れます。
メリットである健康というのは、
すぐではないし、訪れるかどうかも確定ではありません。
つまり、喫煙が引き起こすといわれる各種の病気は、
なるかもしれないがならないかもしれない。
しかし、喫煙で得られる快適さは、
すぐであり、かつ確実である。
将来の快適さは、予測不能の未来。
ですから、目の前の喫煙がやめられない。
行動分析学で見ると、
こんなメカニズムがはたらいています。
子どもたちと一緒に勉強をしていると、
いろいろなところに面白いメカニズムがあります。
いちばんいいのは、気づかないうちに
終わっていることです^_^
受験が大好きな
JUKEN CAMP
和田一真
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